情報処理推進機構(IPA)は12月14日、年末年始のトラブルを最小限に抑えるためのセキュリティ警報を発令した。
年末年始にはクリスマスカードや年賀状など、メールにファイルを添付して送ることが多くなる。今回の警報は、この時期に乗じたウイルスやデマメールに対しての注意を促すためのものだ。同時に、最近増えつつあるフィッシング詐欺についても警戒を怠らないように呼びかけている。
ウイルスに感染しない基本は、まず添付ファイルを開かないこと。しかし、11月にはメールに記載されたリンクをクリックするだけで感染してしまう「W32/Bofraウイルス」も確認されており、十分な注意が必要だという。予防対策としては、IEに最新の修正プログラムを適用したり、ウイルス対策ソフトウェアの最新パターンファイルを使用したりといった方法が有効だ。ただし、これらでも完璧に感染を防ぐことはできないので、もっとも重要なのはユーザー個人の心構えだとIPAでは注意を促している。
そのほか、同社では「安易にファイルを添付しない」「ファイルを添付する場合は必ず本文で一言触れる」など、送信者側に対しても最低限のマナーを実施するよう呼びかけている。
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