Samsungが2005年の見通しを発表したが、それによると多くの主力製品では、価格の大幅な下落がみられるものの、増大する出荷量でその分が相殺されることになりそうだという。
同社は先週アナリストや投資家との電話会議を行った。世界最大のメモリメーカーである同社はこのなかで、PCやサーバに搭載されるDRAMの価格が来年30%下落すると述べた。ただし、マシンに搭載されるメモリ容量は増大する傾向にあり、需要は44%増加する見込みであるため、価格下落などの負の影響を和らげることができそうだという。
より新しく価格も高価なDDR2 DRAMも、来年中頃までには主力製品となり、また利幅が拡大する可能性もあると同社は述べた。
価格の下落と販売量の増加というこのテーマは、同社の全製品に共通する傾向となりそうだ。同社では今年第2四半期に、液晶ディスプレイ(LCD)テレビや他の製品への需要が高まり、利益が急増した。しかし、後半に入ると供給が需要に追い付いた結果、品不足が一気に在庫過剰へと転じた。以来、Samsungでは、出荷高は増えるものの、価格も同時に下落するという状況が続いている。
同社は、大型LCDパネルに対する需要も来年30%増加し、なかでも液晶テレビ向けのパネルについては77%増となるものの、引き続き価格は低下することになりそうだと述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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