NECとNECフィールディングは、自社が販売したEMCのストレージ製品の保守について、従来の「Symmetrix」に加えて「CLARiX」「Centera」もサービス対象とすることを発表した。EMCの主要ストレージ3製品すべての保守サービスを提供するのは、SI会社および保守サービス会社としては国内初となる。
EMCの大規模ストレージ「Symmetrix」をNECが販売開始したのは1997年。以来、販売活動を続け、2004年10月には販売パートナー向け新規プログラム「ASN(Authorized Service Network)パートナープログラム」第1号として認定され、中規模ストレージ「CLARiX」およびアーカイブ専用ストレージ「Centera」の導入SIサービスも提供してきた。今回のサービス対象拡大により、NECはサーバやネットワーク製品に加えてストレージまで含めたシステム全体の保守をワンストップで提供可能になった。
保守サービスは、通常EMCが導入企業に直接行うもの。これをNECおよびNECフィールディングが代行する。具体的なサービス内容は、ストレージの導入設定や、NECフィールディングの監視センターから行う24時間365日体制の障害監視など。障害発生時には、監視センターからリモートで障害解析や対処を行うとともに、全国約430カ所の拠点から保守要員が現地対応する。
NECでは、この保守サービス提供開始を踏まえて、8月に提供開始した「プラットフォーム最適化ソリューション」におけるストレージ統合やバックアップ、情報最適配置といったストレージソリューションを積極的に拡販する予定だ。
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