NECフィールディング(富田克一社長)は、遠隔地からネットワーク経由でラックの扉鍵の操作・管理を可能にする「セキュリティラック構築サービス」を開始した。
新サービスは、19インチラックの前扉と後扉に、ネットワーク上の管理パソコンで制御・管理可能な扉錠「IP錠」(中央電子製)を取付けるとともに、「IP錠」の制御・管理に必要な各種設定を行う。導入済みのラックへの取付けが可能なため、資産を有効活用しつつ、物理的なセキュリティ強化を図ることができる。
「IP錠」は、あらかじめ決められた管理パソコンだけで開錠でき、開錠するためには管理者のパスワードを必要とすることから、強固なセキュリティを確保できる。さらに、オプションの非接触ICカードリーダを利用すれば、管理者の遠隔操作による許可を得たうえでICカードを利用して開錠する強固なセキュリティシステム構築も可能となる。
人手による扉鍵の管理が不要となるほか、扉のこじ開けといった異常な状況をリアルタイムで管理パソコンに表示、履歴を保存しつつ、離れた場所にいる管理者に通報できる。ラックの運用管理を効率するとともに、ラック内のサーバーの顧客情報や財務情報を保護し、セキュリティの向上を実現できる。
サービスの提供価格は、ラック1台に「IP錠」を2個(前扉、後扉)設置し、管理パソコンの設定を行う場合で24万円から。
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