マイクロソフトは12月2日、同社がMSNで提供しているメールやブログなどのコミュニケーションサービスの大幅な刷新と統合を行うと発表した。
まず、無料ウェブメールサービス「MSN Hotmail」は「MSNウェブメッセンジャー」と統合されたほか、MSNサーチと連携することで検索の簡略化やメールからコンテンツの閲覧がスムーズに行えるようになる。今後はHotmailを中心としてすべてのコミュニケーションサービスを統合するという。
また、2004年8月よりベータ版を提供してきたブログサービス「MSNスペース」は、大幅に機能を拡張した正式版がリリースされた。31種類のテンプレートやプルダウン式メニューでデザイン設定機能が強化されただけでなく、フォトアルバム機能やお気に入りの音楽リストなどコンテンツ作成のためのツールも拡充。PC版のみだが、「MSNサーチ」と連携したブログ検索機能も搭載されている。ブログの削除も可能となった。
さらに「MSNメッセンジャー」は、次期バージョンとなる「MSNメッセンジャー 7.0」のベータ版配布を開始した。MSNスペースとの連携が強化され、登録しているブログの更新を友達リスト上で点滅して知らせたり、オンライン名刺「連絡先カード」が同梱されるといった機能が盛り込まれている。また、IPv6アプリthreedegreesで若年層ユーザーに好評だったウインク送信機能などを標準搭載した。今バージョンからはMSN検索との連動性を持たせ、メッセンジャー上の発言を選択して右クリックし、MSN検索に送ることが可能となった。
同社によると、今回の統合は情報収集や遠隔地とのコミュニケーションの便利さにとどまらず、家族や友達とのつながり、人生を大切な人たちと楽しむこと、そして自分らしくあることなど、人々にとって変わらない大切なものに貢献していく計画の第一歩だという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス