Microsoftは米国時間11日に、同社のウェブ検索エンジンのベータ版を発表した。同社はこの技術を使って、ライバルのGoogleとYahooに追いつくという野心的な目標を掲げている。
Microsoftが本格的な検索エンジンを年内に発表することについてはさまざまな方面で話題になっていた。同社会長のBill Gatesは今年、年末までに独自の検索技術を社内開発し、この分野で先頭を走るGoogleを追い抜くと述べていた。
しかし、同社の幹部らは米国時間10日、同社が7月に発表した検索サイトのアルファ版はアップデートされるが、社内開発した新技術が現行のInktomi検索エンジンに切り替わるのは来年以降のことになると語った。
「今回発表になる技術は開発段階のものだが、我々が検索分野に再び参入する上で重要な一歩といえる」と、MSN SearchプロダクトマネージャーのJustin Osmerは述べている。
Gatesや最高経営責任者(CEO)のSteve Ballmerが、Microsoftは優れたウェブ検索技術をゼロから構築すると自慢してきたにもかかわらず、トップのGoogleや第2位を行くYahooにとって、Microsoftはまだ本物の脅威にはなっていない。
3社は固定ユーザーを獲得し、検索広告事業がもたらす数十億ドルの売上を巡って熾烈な競争を展開している。最終的にデスクトップ検索とインターネット検索を統合する計画のあるMicrosoftは、どの企業にとっても手強い競争相手と考えられているが、開発がスタートしてから20カ月経過しているのにもかかわらず、同社のサービスはいまだに具体的な形にはなっていない。一方、GoogleとYahooは、自分たちの技術に磨きをかけているように見える。
「これは実戦ではなく、射撃練習場で練習しているようなものだ」と、業界専門家のDanny Sullivanは述べている。
今回MicrosoftのMSNが発表したのは、同社が7月に発表した技術をさらに発展させたもので、検索可能な文書の種類が増え、カスタマイズ機能が向上している。同サイトのURLはhttp://beta.search.msn.com/。
MSN Searchのベータ版は、これまでのものと比べて、オプション機能が増えており、ユーザーが自らの居場所を設定することで、検索結果をカスタマイズできるようになっている。具体的には、検索を実行した後「ニア ミー(near me)」ボタンを押すと、そのエリアに関連する結果が表示される。
MSNによると、同サービスは現在50億件のウェブドキュメントをインデックス化しており、7月時点の10億件から大幅に数が増加しているという。しかし、Googleは10日に、同社の検索エンジンが網羅するドキュメントの数がほぼ40億件増加し、80億件を上回っていることを明らかにした。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」