デルと日本オラクルは11月26日、昨年9月に結んだ共同営業体制の確立を核としたアライアンスが順調に進展、両社とも満足していることを明らかにした。今後、デルとオラクルでしかできないサービスの提供を目指し、さらなる高付加価値の実現を図る。
両社アライアンスの背景には、(1)オラクルはエンタープライズ市場では高い知名度と実績をもつが、中堅以下の市場はこれから開拓、(2)デルは中堅以下の市場では実績をもつが、エンタープライズ市場にはこれから進出――という事情があった。
「相互補完関係を生かせると踏んでのアライアンスだったが、その狙いは当たった」(日本オラクル 執行役員・三澤智光クロスインダストリー統轄本部長)としている。
デルによれば、「03年以降、案件ベースで年平均2.5倍ペースの伸びを実現している」(デル エンタープライズ事業本部・多田和之ソリューション本部長)という。
今後は、(1)単なるバンドルモデルからソリューション提案モデルも強化、(2)検証センターを設立し、オラクル製品をベースにアプリケーションソフトを開発する300社のISVにも無償で解放、(3)今でも難しいサーバーの環境設定を簡単にできるコンフィギュレーション・ユーティリティの提供やプリインストールモデルの拡充――などによって、高付加価値の実現を目指す。
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