McAfeeは、多層防御(defense in depth)概念に基づき、同社の最新セキュリティアプリケーションをバンドルし、ホームユーザー向けに単一のパッケージにまとめた。
米国時間8日に発表されたMIS 2005には、ウイルス、ハッカー、スパム、フィッシング詐欺やその他の脅威からコンピュータを保護するように開発された同社の製品--具体的には「VirusScan」「Personal Firewall Plus」「Privacy Service」「SpamKiller」の最新版が含まれている。また同パッケージは、America OnlineやYahoo、Microsoftの各インスタントメッセージ(IM)ソフトウェアを狙った脅威にも対応する。
さらに、McAfeeはHackerwatch.orgと協力し、ユーザーがサイバー犯罪について報告したり、データを共有できるようにしている。
セキュリティソフトウェアメーカー各社は、フィッシングのような新しい脅威が登場し、増大するにつれ、さまざまな機能を製品に追加してきている。例えば、Symantecは先ごろ、機密情報を暴露や攻撃から保護したいと考える企業向けに開発したセキュリティサービスを発表した。
McAfeeによると、最新版の電子メールスキャン機能は、デジタル写真や音楽ファイルのような大容量ファイルを扱えるよう設計されているという。また、スパイウェア検知機能は、キーストロークロガー、ウェブダイヤラやアドウェアポップアップのようなプログラムを突き止めるもので、スパマーがスパム対策エンジンを回避するために使う隠しコードを検知するためにテキストとイメージフィルタが使われている。
「今日のようなホームコンピューティング環境において、典型的なホームユーザーは、もはや傍観者ではいられない」とMcAfeeコンシューマーオペレーション製品パートナー管理上級ディレクターのBrent Lymerは声明のなかで述べている。
新製品は、MicrosoftのWindows XPオペレーティングシステムとXP Service Pack 2と互換性がある。パッケージ価格は69.99ドルだが、単品でも購入可能となっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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