Cisco Systemsは米国時間21日、セキュリティ製品ラインの強化のために企業買収を行う予定だと発表した。
同社は、Perfigo(カリフォルニア州サンフランシスコ)という新興企業を、7400万ドルの現金で買収する。Perfigoは、ネットワークのアクセスコントロール製品を開発している。この買収は、Ciscoの2005会計年度第2四半期(2004年11月〜2005年1月期)中に完了する見込みだ。
Perfigoの開発するCleanMachinesは、PC向けのポリシー解析、コンプライアンス、アクセス制御の実施に焦点をあてた製品。同社の技術は、Ciscoが勧めているNetwork Admission Control(NAC)プログラムに組み込まれることになる。NACとは、ウイルススキャン機能と外部からの攻撃をネットワーク侵入前に食い止める機能とを組み合わせた、セキュリティアーキテクチャのこと。
CleanMachinesには、ユーザーやユーザーの使うデバイス、彼らの権限などを認識するアクセス制御ソフトウェアがあらかじめ組み込まれている。同製品は個々のPCのセキュリティ状態を評価し、脆弱性を検知する。またネットワークにおけるポリシーを施行する。
Ciscoでは、CleanMachinesが中小企業の間で高い人気を集めており、教育機関でも幅広く採用されているとしている。
Ciscoでは、昨年よりNACアーキテクチャに力を入れてきている。6月には、NAC対応のIPルータを開発することで、立ち上げの第1フェイズを完了した。また、来年には自社のイーサネットスイッチやVPN装置にNAC技術を追加していく予定だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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