マイクロソフト、音楽配信サービス「MSNミュージック」を開始

 マイクロソフト(マイケル・ローディング社長)は、同社が運営する「MSN」において、音楽配信サービス「MSNミュージック」を10月20日から提供開始した。

 「MSNミュージック」では、提供当初5万曲、年内には10万曲以上の音楽を検索、視聴、購入できる国内最大級の音楽ライブラリを目指す。MSNならではの特徴としては、「MSNメッセンジャー」やブログサービス「MSNスペース」を利用し、音楽に関するクチコミ情報などの収集や共有を可能とする計画。

 楽曲の登録、視聴、ダウンロードは、「MSNミュージック」のほか、後日提供予定の「Windows Media Player 10」からも利用できる。楽曲は、東芝EMI、ワーナーミュージック・ジャパンなど大手レーベルを始め、10社のレーベルから提供する予定。価格は、シングル1曲につき158円−367円、または1つのアルバムにつき1300円−2200円を予定している。WMA(Windows Media Audio)をサポートする携帯オーディオプレーヤーへの取り込みが可能。

 このほかの特徴は、(1)3つのステップによるサインアップ、(2)ワンクリックで自分の音楽ライブラリに楽曲のダウンロードを選択可能、(3)ダウンロードした曲のライセンスは、3回まで再発行が可能。ポータブルオーディオ機器への転送についても3回まで、(4)ダウンロードしたデータは、ハードディスクドライブに保存。OSを再インストールした場合や、PCを買い換えた場合などでも、ライセンスを再発行することで視聴が可能――など。

 楽曲の検索については、現在開発中の次期バージョンで提供する「キーワード修正機能」によって、些細な入力ミスであればアーティスト名や曲を探し出せるようになる予定。

 コミュニケーションサービスとの連動としては、MSNメッセンジャーの友達リストに表示される「MSNミュージックタブ」によって、音楽の最新情報をメッセンジャーで話している相手とリアルタイムに共有できるよう計画している。また、「MSNスペース」でユーザーが書いた音楽情報から音楽ダウンロードサイトへリンクし、シームレスに視聴、購入できるようにする予定。なお、これらのサービスは、配信楽曲数のさらなる拡充が完了した時点での導入となる。

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