エルピーダメモリは、中国の半導体製造会社Semiconductor Manufacturing International(SMIC)とのあいだで2003年12月18日に、DRAMの生産委託契約を締結した。エルピーダメモリが12月25日、明らかにしたもの。両社は2002年末に0.13ミクロンプロセスでの生産委託について基本合意を取り交わしていたが、この契約締結により、0.10ミクロンプロセス以降のDRAM生産もSMICが担当することになった。
契約の内容は、エルピーダメモリが設計した0.10ミクロンプロセスのDRAMを、SMICの300mmウエハラインで2004年第4四半期から生産するというもの。当初、生産委託期間は5年間とする。生産規模は今後両社で協議して決める。
エルピーダメモリはSMICに生産を委託することで、自社生産とファウンドリー(生産委託)の比率を50:50にする体制が整ったという。「広島エルピーダメモリのE300/E200ラインに加え、ファウンドリーを活用することで、生産能力の大幅な増大が可能となる」(エルピーダメモリ)
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