エルピーダメモリは10月28日、今年度予定している生産能力増強などを目的とする資金調達が11月上旬に完了する見通しを明らかにした。
調達金額は合計約1700億円で、その内訳は増資による約660億円のほか、リースなどのデットによる1000億円強。主な出資者は、同社の最大株主であるNEC、日立製作所を始め、米Intelのベンチャーキャピタル部門Intel Capitalや米Kingston Technology、日本政策投資銀行などという。
エルピーダメモリは先端自社生産ラインの増強を計画している。「この資金調達により、今年度の当初計画である300mmウエハ工場の月産1万6000枚までの能力増強だけでなく、2万1000枚までの増強も視野に入ってきた」(同社)
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