Media Centerファミリーの新製品
Microsoftはすでに、新OSの補完的役割を果たす2つの製品の計画も発表している。このうち「Portable Media Center」と呼ばれる携帯端末は、Media Center PCからコンテンツを移して外出先でも利用できるようにするもの。また、「Media Center Extender」というセットトップボックスは、Media Center PCに格納されたコンテンツを別の部屋で鑑賞できるようにするものだ。
同社は来週カリフォルニア州ロサンゼルスで開催される「Experience More」というイベントで、デジタルホーム関連のさまざまな取り組みを大々的に発表すると見られており、このなかにはデジタル著作権管理(DRM)を実現しつつ家庭内でコンテンツを簡単に移動できるようにする技術などがふくまれる。たとえば、Microsoftは「Janus」(開発コード名)という技術の開発を進めてきているが、これがリリースされればサブスクリプション形式の音楽配信サービスから「借りた」楽曲を再生できる新しい携帯音楽プレイヤー製品が登場することになる。
さらにMicrosoftは、Media Center PCにしか対応しないMedia Center Extenderに加え、「Windows Media Connect」という技術の開発も進めている。これはWindows XP搭載コンピュータに保存されたビデオや音楽、写真などを、さまざまなAV製品で再生できるようにするものだ。
Media Center製品のメーカー各社からも詳細がいくつか伝わってきている。HauppaugeおよびVixsの両チューナーメーカーは、Media Center 2005向けに設計した専用のデュアルチューナー製品を発表した。
コンピュータメーカー各社も手の内を明らかにしつつある。ソニーは、SonyStyleウェブサイトに複数の新モデルを掲載している。Best Buyも、ソニーの新モデルを少なくとも1機種掲載し始めている。
Hewlett-Packard(HP)も、Media Center OSを搭載する「Digital Entertainment Center」という製品を発表した。これはPCというより家電製品のような外観で、さまざまな機能に加え、デュアルチューナーを搭載する予定だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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