トリプレットゲートは、公衆無線LAN接続を簡易に利用できるようにするアグリゲーションサービス「Wireless Gate」のサービス開始を発表した。
公衆無線LANは、サービス開始以降なかなか普及に至っていないのが現状だ。その理由として、料金体系のわかりづらさ、スポット数の少なさなどが一般に挙げられている。サービス提供会社が複数存在し、それぞれに料金体系や利用規約が違うため、単純に無線LANスポットがあれば利用できるというわけではなく、そのスポットも数が少ないため見つけづらい。この状況を改善するためのアグリゲーションサービスが「Wireless Gate」だという。
利用者は、携帯電話からウェブページにアクセスして近隣の無線LANスポットを検索し、その場で利用申し込みを行ってネットワーク接続が行えるという方式だ。事業者に対する事前申し込みなどは必要なく、即座に利用できるのが特徴となっている。スポット検索を携帯電話から行う場合、距離/料金/利用頻度などを基準とした独自指標により、利用者視点での使い勝手のよい無線LANスポットをランキングするので、利用者はお勧めのスポットを紹介してもらえる形になる。
同サービスは、複数の無線LAN事業者と業務提携を行うことで、大都市圏を中心に500カ所以上の無線LANスポットを確保している。このスポット数は、今後も提携を推進することで、今年度内に2000カ所以上に拡大する予定だ。利用料金は、月額基本料金が210円。これに加えて、利用ごとにスポット利用料金(315円または399円程度)が必要となる。
支払いは当初クレジットカード決済となるが、将来的には携帯電話料金と合算する課金方式も採用される予定だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス