ネットマークスとシーア・インサイト・セキュリティは、ソフトバンクBBの業務サーバ/クライアントPC向け管理/監査システムを構築した。両社が9月16日に明らかにしたもの。サーバおよびPCの操作記録を収集し、不正行為の検知/対応を行うことで、個人情報保護を徹底するセキュリティ体制の確立を目指す。
同システムは、ユーザーがPCやサーバ上で行うさまざまな操作を常時収集、監視しており、セキュリティポリシーに反した行為を見つけると警告を出す。さらに、操作記録などをログに保存して一元管理する。
ログ情報のやり取りは暗号化し、ネットワーク上での盗聴に対抗する。ログファイルへの電子署名の付加や、ログへのアクセス監視も行う。ログの改ざんや削除が発生した場合には、そのファイルを証跡として保存するとともに、ログの修復と管理者への通知を実行する。
同システムのソフトウェアは、シーア・インサイト・セキュリティの製品を採用。これをネットマークスがソフトバンクBB向けにカスタマイズすると共に、管理/監査システムの統合を行った。導入作業は完了しており、すでに多くの業務サーバ/クライアントPCが監視下に置かれている。
なお、こうした管理/監査システムは情報流出に対する抑止効果があるだけでなく、流出事故が発生した場合には流出経路を容易に特定できることから、導入が進んでいるという。ネットマークスでは、2004年10月より情報機器の操作履歴一元管理システムを顧客のIT環境に合わせて構築するサービスの提供を開始する。
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