高ポート密度の10GbEスイッチで再び攻勢をかけるフォーステン

Marguerite Reardon(CNET News.com)2004年09月15日 19時11分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ネットワーク機器を開発する新興企業のForce10 Networksが、ギガビット・イーサネット・スイッチの分野で再びライバル各社を出し抜こうとしている。

 同社は米国時間13日、ハイエンドのイーサネット・スイッチ/ルータ製品を発表した。この新製品は、競合他社のものに比べてギガビット・イーサネット・ポートの数が2倍もあり、合わせて1.6Tbpsのスループットを実現していると同社では主張している。

 Force10の話によると、「TeraScale E-Series」というこの新製品では、1つのシャーシ内で672個のギガビット・イーサネット・ポートと56個の10ギガビット・イーサネット・ポートをサポートできるという。すべてのポートは、他の機能がオンの状態であっても、遅延なくワイヤ・スピードでのパケット転送が可能だ。

 「われわれは、競合各社を一気に出し抜くつもりだ。他のどのベンダーよりも、何年も先を行っている」と、Force10でマーケティング部門のバイスプレジデントを務めるAndrew Feldmanは述べている。

 Cisco Systems、Foundry Networks、Extreme Networksなどの競合各社では、TeraScale E-seriesに対抗できるだけのポート密度をもつ製品をまだ発表していない。

 Ciscoの「Catalyst 6500」というスイッチは、最大32個の10ギガビット・イーサネット(10GbE)ポートと、最大194個のギガビット・イーサネット(1GbE)ポートを単一のシャーシでサポートできる。また、Foundryの「BigIron MG8」と「NetIron 40G」では、サポートできるポートの数は、10GbEポートが最大32、1GbEポートが最大320となっている。さらにExtremeの製品では、10GbEポートが最大48、1GbEポートが最大480となっている。

 だが、Foundryでは、自社がいまだに良い位置にいると考えている。

 「そこまで多くのポートを誰が必要とするのだろうか。われわれは引き続き市場の大部分をカバーできると考えている」と、Foundryの関係者は述べている。

 CiscoおよびExtremeの関係者からはコメントが得られなかった。

 Force10が競合各社を大きく出し抜いたのは、今回が初めてではない。同社は2002年に、10Gbpsでのパケット転送を実現したスイッチ製品を他社に先駆けて発表した。当時Cisco、Foundry、Extremeなどが発売していた製品では8Gbpsでのパケット転送が限界だった。

  調査会社Yankee Groupの報告によると、10GbEスイッチの市場はまだ誕生から日が浅く、2003年の売上額はわずか約9000万ドルに過ぎないという。いまのところ、10GbEが提供する帯域幅をフルに必要とするビジネス・アプリケーションはほとんどないが、しかしスイッチ製品の価格が下落するにつれて、こうした製品への需要は増加している。Force10のTeraScale E-Seriesのような、高密度なポート収容を実現する製品は、こうした価格下落に拍車をかけることになりそうだ。

 Force10では、広帯域のネットワークを必要とするユーザーにターゲットを絞っていると述べている。同社は、Google、Dell、NCSA(National Center for Supercomputing Applications)のTeraGridプロジェクトなどの企業を顧客の筆頭に挙げている。こうしたパワーユーザーは、平均的な企業顧客に比べて、より高密度なギガビット・イーサネット・スイッチを必要とする可能性が高いと、Yankee Groupの Zeus Kerravala(エンタープライズインフラストラクチャ担当バイスプレジデント)は述べている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加