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バック・トゥ・スクール--ITをめぐる米大学キャンパスの現状 - (page 2)

Marguerite Reardon (CNET News.com)2004年09月07日 09時29分
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 学校が利用しているハイテクトレンドはiPodだけではない。複数の大学ではNapsterやCdigix、RealNetworksのRhapsody、Ruckus Networkなどの合法的な音楽ダウンロードサービスの利用に補助金を出したり、大学側が料金を負担したりしている。この先駆けとなったのはペンシルベニア州立大学で、今年からNapster 2.0を一部の学生に無料で提供する実験プログラムを実施している。その後ペンシルベニア州大は対象者を全学生に広げており、他の大学でも同様のプログラムを実施するようになっている。

 ペンシルベニア州大当局によると、同大はこれらの企業と提携し、PtoPネットワークでの違法ダウンロードを阻止しているという。これまで複数の大学が、全米レコード協会(RIAA)の起こした訴訟のターゲットとされている。

 今のところ、こうした合法的な努力と企業提携により、大学ネットワークにおける違法ファイル共有が減少しているとRIAAは述べている。

遠隔教育

 iPodの無料提供やオンライン音楽購入への補助金は一時的な流行かもしれない。しかし一方では、教室という概念に革命を起こし得るキャンパスでの技術普及の取り組みも勢いを増しつつある。

 多くの大学では、学生が好きな時間にキャンパス内の好きな場所で授業や教材、実習課題にアクセスできる、遠隔教育プログラムを始めている。マサチューセッツ工科大学(MIT)では学生や教職員が週5日、「Internet2」バックボーンを使ってシンガポールにある2つの大学の学生・教職員らとやり取りを行なっている。Manhattan School of Music(MSM)の学生らは、インターネットを通じて世界中の音楽家からレッスンを受けている。

 MITは、Microsoftから寄付された2500万ドルの一部を使って、インターネットを使った遠隔研究所プログラム「iLab」を構築した。学生は標準的なウェブブラウザから、一日中好きなときに研究所の設備にアクセスすることができる。この設備では、マイクロプロセッサの電子回路の操作から、5万ドルの「揺れるテーブル」上で地震のシミュレーションを行い建設物の強度を調べるといったものまで、さまざまな実験を行なえる。

 「実験を行なうことは学習プロセスの重要な要素だ」とMITのJesus del Alamo電子工学教授は述べている。「しかしiLabができる以前は、こうした実験はコストがかかりすぎたため、学部生はおろか、大学院生も行なうことができなかった」(del Alamo)

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