もちろん、これまで通り「Appleならでは」といえるデザイン上の工夫も随所に見られる。たとえば電源ボタンは本体の背面に取りつけられ、シンプルな前面の美観を損なわないようにつくられている。しかしスリープ時に点滅する前面のライトは、背面にある電源ボタンとほぼ背中合わせになるあたりに取りつけられており、ユーザーがボタンの位置を探り当てやすいようになっている。また、前モデルでは本体と別になっていたスピーカーも、新iMacでは本体の底面に組み込まれ、マシンから下向きに出された音がデスクに一度反射してからユーザーの耳に届くような設計になった。
Rolstonによると、新型iMacの美しさを損なわないためには、Appleが盛り込んだデザイン上の手がかりに注意を払い、ワイヤレスのキーボードとマウスを利用して、インターネット接続もWi-Fiを選ぶ必要があるという。「USB接続の周辺機器をたくさんつなげてしまうと、全体の美観がいっぺんでぶち壊しになってしまう」(Rolston)
それでもRolstonは、Appleが特に実用性を考えてこのマシンをデザインしている点を高く評価している。たとえば、背面に配置された電源ボタンは、マシンを使い終わったユーザーに、スイッチを切るのではなく、スリープモードにしておくよう伝えるよいやり方だという。
「このデザインは実際に何かを明快に示している」(Rolston)
Rolstonは、このデザインに対する唯一の不満として、スピーカーや電源などが収納されているディスプレイ下部のベゼル(縁)が、他の部分よりもかなり幅広く取られている点を挙げた。同氏は、本体の薄さを多少犠牲にしてでも、この「アゴ」のような部分が狭くなればもっと良かったと語る。
「この部分はちょっとJay Leno(テレビ番組の人気パーソナリティ)に似ている感じもするが、その点を除けば、これは本当に美しい」(Rolston)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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