リコーと日立製作所は、日立の100%子会社である日立プリンティングソリューションズ(日立PRS)の全株式を2004年3月31日の基本合意に基づき譲渡する契約を正式に締結したと8月9日発表した。
今回の契約締結により、リコーは日立PRSの経営権と株式の100%を取得する。株式譲渡後も日立PRSと日立製作所グループとの契約関係は基本的に変更なく、代表者は片山利昭氏が務める。
リコーは日立PRSがリコーグループの一員になることにより、製品ラインアップの強化や新たな顧客の獲得が望める。また、従来の複写機販売チャネルに日立PRSの現有ITチャネルを付加することで、プリンタ事業拡大のシナジー効果が期待できるとしている。
一方、日立は情報通信システム事業上プリンタを引き続き重要な製品と位置づけており、日立ブランドプリンタの事業継続のために、リコーならびに日立PRSとのパートナー関係を保ちながら、より付加価値の高いソリューションを顧客に提供していくとしている。
株式譲渡日程は10月1日とし、譲渡後の新会社名は「リコープリンティングシステムズ株式会社」を予定している。
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