野村総合研究所(NRI)は8月2日、蓄積されたテキストデータを使って、コールセンターやウェブサイト用のFAQ(よくある質問集)を作成/更新するパッケージソフトウェアTRUE TELLER FAQナレッジVer.1.0を発売した。テキストマイニング技術を応用してFAQをメンテナンスすることで、FAQ管理業務の負荷を低減できる。
TRUE TELLER FAQナレッジVer.1.0は、同社が開発したテキストマイニング分析システムTRUE TELLERの分析エンジンを採用。テキストマイニング技術を活用することで、これまで手作業と人間の判断を必要としていたFAQデータの作成/メンテナンス業務で、大幅な効率化が達成できるという。
また、FAQ検索用として、カテゴリによる検索や自然文による検索などの機能も用意している。こうした検索機能を顧客に提供すれば、「顧客サービス向上だけでなく、問題を自己解決できる顧客が増え、問い合わせコール数を減らせる」(同社)。さらに、社内オペレーター向けの検索画面を活用することで、社内ナレッジの共有による問い合わせ回答品質の均一化や、応対業務の効率化も可能となる。
同製品を導入するには、Microsoft Windows 2000 Server、Microsoft SQL Server 2000などが必要。
価格は280万円(同時アクセスユーザー数5)から。FAQの承認機能(120万円)やインターネット公開機能(140万円)をオプションで提供するほか、初期FAQ作成支援、FAQ検索画面カスタマイズ、入力データ診断などのサービスも用意する。
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