日立製作所は8月2日、サーバ製品系列「HITACHI Advanced Server HA8000シリーズ」について、ミッドレンジモデルのHA8000/270(2way)に64ビットアプリケーション対応Xeonプロセッサを搭載すると発表した。さらに、エントリーモデルのHA8000/50Vや、低価格RAIDモデルHA8000/70W(2way)およびHA8000/20Wの提供も開始する。
HA8000/270(2way)に搭載するXeonプロセッサ(動作周波数3.40GHzまたは3D GHz)は、インテルの64ビットメモリ拡張機能であるEM64Tに対応しており、32ビットアプリケーションに加え、64ビットアプリケーションの実行が可能。「同一サーバ上で両アプリケーション用の環境を構築できるので、既存の32ビット環境を維持したまま、より大きなデータを扱う業務にも適用できる」(同社)
最大2個のプロセッサが使用でき、メモリ容量は最大16Gバイト。HDDは最大1752Gバイト。対応OSは、Windows Server 2003 Enterprise/Standard Edition、2000 Server、2000 Advanced Server、Red Hat Enterprise Linux。ただし、64ビットアプリケーションを動作させるには、専用OSのMicrosoft Windows Server 2003 for 64-Bit Extended Systemsが必要。
価格は105万1050円(税込み、以下同じ)から。9月29日に出荷を開始する。
HA8000/50Vは、小中規模部門向けの2ウェイサーバ。動作周波数2.80B GHzのXeonを2個搭載可能。最大480GバイトのシリアルATA(SATA)RAIDを搭載する。29万7150円から。出荷開始は8月30日の予定。
HA8000/70W(2way)とHA8000/20Wは、SATA RAIDを搭載した低価格モデル。価格は、HA8000/70W(2way)が39万3750円から、HA8000/20Wが31万800円から。出荷開始は、それぞれ8月30日と8月9日の予定。
そのほかに、同社はSATA HDD搭載1UラックマウントサーバHA8000/110W(1way)、Ultrium-2対応LTOチェンジャーなども提供する。
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