ルネサス テクノロジは6月29日、中国市場における研究開発、製造、販売、エンジニアリングサポートを現地で統合的に管理する新会社「瑞薩半導体管理(中国)」を設立すると発表した。英文名称はRenesas Technology China(RCC)。資本金は610万ドルで、ルネサス テクノロジの100%子会社とする。上海に事務所を開設し、7月1日に業務を始める。
ルネサス テクノロジは、すでに研究開発、製造、販売、エンジニアリングサポートのそれぞれを手がける現地法人を持っているが、「事業内容の急激な拡大が見込まれるため、中国ビジネスを統合的に調整、サポートする管理会社を設立することにした」(同社)。
RCCは現地法人に製品の技術研究開発、情報サービスの提供、投資管理、経営政策の決定、財務管理などのコンサルティングおよび教育訓練などを提供する。中国戦略の企画/立案も行い、それを全社で実行に移す。
今年度末までに、同社は現在7拠点(上海、北京、青島、香港、深セン、厦門、台北)ある中国の販売拠点を2拠点(蘇州、成都)増やし、計9拠点とする。また、2003年度800億円だった売り上げ実績を2007年度には3000億円まで拡大し、中国での市場シェア5.0%獲得を目指す。
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