政府機関によると、中国では年末までに3億台以上の携帯電話が利用されるようになる見込みだという。しかし、それでも市場には成長の余地があるとのことだ。
中国のIT業界を振興する情報産業省は、2004年末までには中国の人口の24.5%に相当する約3億人が携帯電話を持ち歩くようになる、と述べる。現在は、約2億9500万人の中国人が電話を保有している。今年最初の4カ月で約270万人が携帯電話を契約した。
中国は数年前から世界最大の携帯電話市場となっており、MotorolaやSamsungをはじめとする輸出企業にとって売上拡大の原動力ともなっている。
中国政府はここ数カ月、経済成長の抑制に乗り出している。しかし、12億人に達するとみられる人口を考えると、経済全体の成長に減速があっても携帯電話市場の拡大は続く可能性が高い。
ヨーロッパでは人口の60〜70%が携帯電話を利用しており、米国では普及率が50%近くだ。韓国とシンガポールは普及率がそれぞれ約60%と70%。台湾では、多くの人が仕事とプライベートの利用目的別に複数台の携帯電話を持ち歩くため、普及台数が人口を超えている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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