日本BEAシステムズとウルシステムズは6月14日、SOA(サービス指向アーキテクチャ)アプリケーションの実装を簡易化する、BEA WebLogic Platform上のソリューション提供などに関して両社が協力体制を敷き、SOA市場の拡大を推進していくと発表した。Web Logic Platformは、SOAを基盤とするエンタープライズアプリケーション向けプラットフォーム。
両社によると、SOAは業務をサービス単位に分割して柔軟に連携させることで、既存システム資産を活用しながら変更に強いシステム構築を可能にする。新しい企業基盤の設計/構築技術として注目されているが、業務システムの構築に高度なノウハウと設計力が必要という。このため、「業務およびIT設計のコンサルティングを通じて、効率的な実装ツールの提供を目指す」(両社)
具体的には、まずウルシステムズがSOAベースの業務・IT設計コンサルティング体制を流通・製造業の分野向けに強化し、その後順次ほかの業界にも展開していく。またウルシシステムズは同社のUMLautソフトウェアフレームワークを、BEAのSOAに基づく開発実行環境のオープンソース・プロジェクト「Beehive」に対応させる。「オープンソースベースでSOAを実現でき全社レベルに適用できる業界初のアプリケーションフレームワークになる」(両社)という。
このほか、UMLautソフトウェアフレームワークとWeb Logic Platformを統合したソリューションの提供に関して両社で共同マーケティングを展開。SOA市場の啓蒙と拡大を推進していくという。
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