ACCESSは、米QUALCOMMのBREWプラットフォームに対応した情報家電向けブラウザNetFront for BREWをリリースした。同社が6月8日に明らかにしたもの。同社は、カリフォルニア州サンディエゴで開催中のthe BREW 2004 Developers Conferenceで、同ブラウザの発表を行う。
NetFrontは、「世界で最も利用されている」(ACCESS)組み込み機器向けウェブブラウザで、WAP 2.0、WML 1.3、HTML 4.01、cHTML、XHTML、CSS1、CSS2、Dynamic HTML、DOM、ECMAScript、SSL v3.0/TLS 1.0などの仕様に準拠している。PC向けのウェブページの横幅をモバイル機器の画面サイズに自動調整することで、横スクロールバーを使わない閲覧を実現できるSmart-Fit Rendering機能や、ウェブページ表示などを高速化するRapid-Render機能を備える。
NetFront for BREWを利用すると、通信事業者は、ブラウザベースでのショッピングや、セキュアな環境でのアプリケーションの購買や配信、ダウンロード可能なブラウザのユーザーインターフェーススキン、Over-the-Air(OTA)での修正モジュールのアップデートなど、さまざまなメリットが得られるという。端末メーカーにとっては、移植作業の軽減やコードサイズの縮小などの利点がある。
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