ACCESSのマイクロブラウザ、NetFrontを搭載する機器の数が1億台に達した。同社が10月10日に明らかにしたもの。NetFrontは、PDAや携帯電話機といった情報家電向けのブラウザ。1996年にシャープや三菱電機、松下電器などが発売したインターネットテレビに採用されたことを契機に、ワープロやカーナビゲーションシステム、PDAなどに搭載されるようになったという。
1998年には携帯電話機や小型情報端末向けブラウザ、Compact NetFrontを開発。同ブラウザで対応したコンテンツ記述言語Compact HTMLを、松下電器、NEC、富士通、三菱電機、ソニーとACCESSの6社でWorld Wide Web Consortium(W3C)に共同提案した。なお同言語は、1999年にNTTドコモがiモード向け携帯電話機で採用している。
2003年6月20日に発表した最新版のNetFront v3.1では、Adobe SystemsのAdobe Reader、MacromediaのFlash、RealNetworksのHelix、IBMの音声認識プログラムViaVoiceなどにもプラグインで対応できる機構を設けた。
またACCESSは同日、過去1年間に10機種のPalm OS 5対応PDAがNetFront v3.0を搭載したことも明らかにした。具体的な機種名は、ソニーのクリエUX50/UX40/NZ90/NX80V/NX73V/NX70V/NX60、PalmのTungsten C、HandspringのTreo 600、TapwaveのZodiacである。
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