野村総合研究所(NRI)とデータコア・ソフトウェアは6月1日、金融/流通業界向けストレージ仮想化ソリューション事業で協業すると発表した。データコアのストレージ管理ソフトウェアSANsymphonyと各種ソフトウェアを組み合わせ、ハードウェアに依存しないソリューションを実現する。ソリューション提供は同日開始する。
提供予定のストレージ仮想化ソリューションを使用すると、異なるメーカーのストレージサブシステムを単一ストレージサブシステムとして利用できる。さらに、必要な時に費用対効果の最も高いストレージサブシステムを導入することも可能になるという。「SANsymphony導入でストレージの利用効率と運用効率が向上した結果、導入コストと運用コストが従来のストレージシステムに比べ50%以上減った例がある」(両社)
SANsymphonyは、物理ディスクや論理ボリュームの管理のほか、ミラーリング、ディスク追加、ポイントインタイムイメージ作成、非同期ミラーリングなど、ストレージ仮想化に必要な機能を備えている。そして、こうした機能を特定のハードウェアに依存することなく利用できる。
NRIは、異機種混在環境における運用コンサルテーションや既存ストレージ環境の統合/拡張、災害復旧サイトの設計/構築などを担当する際に、SANsymphonyを使ったストレージソリューションを提案していく。
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