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ハイエンドサーバ、ローエンド・クラスタの攻勢を寄せ付けず-- 専門家が予測

Stephen Shankland (CNET News.com)2004年05月27日 12時43分
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 ニューヨーク発--ローエンドサーバを利用したクラスタが、今後強大なマルチプロセッサ搭載マシンの領域を侵略していくが、ただしこれに取って代わるようなことはないとの予測を、サーバ分野の専門家が米国時間26日に明らかにした。

 当地で開催中のCeBit Americaトレードショーで、同分野の専門家を集めたパネルディスカッションが行われたが、これに出席したパネリストらは、より強力なネットワークと性能が向上したデータベースソフトウェアが登場したことで、多数のローエンドサーバが1台のデータベースをうまく共有できるようになったが、しかしこの技術はまだ未完成だと語った。

 「(クラスタに関しては)管理の難しさが大きな課題だ。オペレーティングシステムのイメージを1つだけ管理する方が、たくさんの小さなノードで構成するクラスタを管理するよりも簡単だ」と。IBMのJay Bretzmannは語った。同氏は、Intelチップを搭載したxSeriesサーバ製品のマーケティングマネジャーを務めている。

 Hewlett-Packard(HP)のBusiness-Critical Systems Organizationで、サーバ担当のマーケティングディレクターを務めるJohn Millerも同じ意見で、クラスタ化されたデータベースを保有する顧客の大半は、2ノードのグループを使ってこの技術を試している段階だと説明した。

 Millerは、大規模なシングルシステムの利用に言及し、「クラスタ技術はもっと進化する必要があると思う。より大きな文脈のなかで見た場合、スケールアップコンピューティングという大型化に向かう方向から、大量にユーザーが流れていくとは思えない」と語った。

 これに対してBretzmannは、ビデオのストリーム配信やオンラインゲームのホスティングなど、多数の小型システムを利用する「スケールアウト」アプローチが「スケールアップ」アプローチに簡単に勝てる分野もいくつかある、と語った。

 しかし、IDCのアナリスト、Mark Melenovskyは、支出金額の点では、大規模なマルチプロセッサ搭載システムが依然として支配的な立場にあると指摘している。

 「スケールアウトに大きな注目が集まっているが、投資金額の半分以上は、依然として4ウェイ以上のプラットフォームに集中している」(Melenovsky)

 OracleとDellはクラスタ化データベースを強く支持しているが、HPとIBMのほうが多くのサポートを提供している。

 さらに同ショーでは、サーバの将来に関してパネリストから大胆な予測も飛び出した。Bretzmannは、4Gバイト以上のメモリに余裕で対応する64ビットプロセッサのニーズを巡る議論などは、すぐに消えていくだろうと予測した。

 「話題になるのは2004年いっぱいだろう。それ以降は64ビットコンピューティングが当たり前になる」(Bretzmann)

 これまでの32ビット版「x86」チップから64ビットへの移行は、チップメーカーのAdvanced Micro Devices(AMD)が主導しており、Intelも、数週間以内に対抗製品となるXeonの最初のモデルをリリースして、AMDに追随する予定だ。同社はまた、それとは別に64ビット「Itanium」チップ製品もサポートしている。このチップはIntelとHPが協力して開発したものだが、ただし今のところそれほど普及してはいない。

 インテルは、ItaniumおよびXeonを搭載するシステムに共通のハードウェア設計を採用していくことから、2007年までには各々のシステムの価格が同程度になるとしていた。

 「正直にいって、それほど早く値段が同じになったりはしないと思う。だが、インテルが何を考えているかはわかる」(Miller)

 IDCは先に、64ビット対応のX86チップに関する発表を受け、Itanium搭載サーバの売上予想値を引き下げている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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