ビー・ビー・ケーブル代表取締役社長の橋本太郎氏は5月26日、Yahoo! BBを利用した放送サービス「BBケーブルTV」の今後のサービス展開について紹介した。NHKの番組の配信実験を行うほか、オンラインゲーム機能を追加する計画も明らかにされた。
BBケーブルTVはYahoo! BBの回線を利用した放送サービス。現在の会員数は「数千人の半ばあたり」(同社)というが、同日発表された利用料金の引き下げや無料キャンペーンによって、今後の会員増が見込まれている。
ビー・ビー・ケーブル代表取締役社長の橋本太郎氏 |
まずNHKのコンテンツについては、ビデオオンデマンド(VOD)方式で配信する。これはビー・ビー・ケーブルがNHKから商用トライアルとしてコンテンツの使用許諾を得たもので、ジュピターテレコムやKDDIも同様のサービスを発表している。ビー・ビー・ケーブルでは7月1日から9月30日まで、プロジェクトXや大河ドラマなど約200本の番組を順次提供していく予定という。価格は1本150円から290円となる見込みだ。
オンラインゲームは、ソフトバンク・ブロードメディアが2003年7月に買収したG-clusterの技術を利用する。これはゲームの画像処理や計算処理などをすべてネットワーク上のゲームサーバで行う仕組み。これにより端末側には高機能なチップやOSなどが不要になる。ビー・ビー・ケーブルではBBケーブルTV用のセットトップボックスにこの技術を組み込む予定だ。現在は操作端末にPCを使って実験を進めている段階という。サービスの開始時期は明らかにされていない。
そのほかに現在検討中の新サービスとしては、定額でVODコンテンツが見放題になるSVODの提供や、ニュースを好きな時間に見られるニュースオンデマンドサービス、同社がスポンサーとして参加しているライブハウスのSHIBUYA-AX/BOXXで行われたライブ映像の配信などが紹介された。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス