国内の有力BB関連事業者が結集した新コンソーシアム「BBジャパン」が誕生

 国内有力ブロードバンド関連事業者が結集してブロードバンドインフラやコンテンツ、サービスの普及促進を図る「ブロードバンド コンソーシアム ジャパン(BBジャパン)」が誕生する。代表幹事であるNECを始め幹事会社8社が、5月13日に第一回総会を開いて正式に設立させる。

 ブロードバンド環境の急速な拡大とともに、本格的なユビキタスネットワーク社会の到来が期待される一方で、利用者からは、複雑で高度な知識やハード環境を意識せずに利用できるサービスを求める声が高い。BBジャパンは、こうした利便性の向上を実現するために、国内有力ブロードバンド関連事業者61社と総務省情報通信政策局(オブザーバー)が参加して設立準備を進めてきた。

 具体的な活動テーマは、

  1. FTTHを生かす映像コラボレーションなどのキラーサービスの具体化
  2. インターネットTV、コンテンツ見放題など光時代の新しいビジネスモデル、スキームの具体化
  3. ブロードバンドプラットフォーム、インフラの整備促進

――の3本が柱。

 まず、光(FTTH)をベースに、安心・納得して利用できるブロードバンドサービス/コンテンツの普及・促進を目的とした「光ビジネス部会」を立ち上げて活動を開始する。部会内には、「キラーサービス/ビジネスSWG」と「インフラ/プラットフォームSWG」の2つのサブワーキンググループ(SWG)も設置する。

 「キラーサービス/ビジネスSWG」は、コンテンツプロバイダ、サービスプロバイダ、アプライアンスメーカー、ISPなどが参加し、映像コミュニケーションサービスなどのアプリケーションサービス案の企画や、ビジネスモデルの企画および検証を行う。6月以降活動開始予定。

 「インフラ/プラットフォームSWG」は、通信キャリア、電力会社、システムインテグレータ、不動産ディベロッパーなどが参加し、利用者が安心してブロードバンドサービスやコンテンツを楽しんでもらえるようアプリケーション・プラットフォームの検討・トライアルを行う。7月以降活動開始予定。

 同時に、ブロードバンドに関するユーザニーズを把握する市場調査を開始し、6月末までに調査報告書を取りまとめる計画。

 なお、幹事会社は、KDDI、日本テレコム、NEC、日立製作所、松下電器産業、NTTコミュニケーションズ、ティーエフエム・インタラクティブ、凸版印刷の8社。

ブロードバンド コンソーシアム ジャパン

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