NTTドコモは5月11日、手のひらサイズのストレート型端末「premini」を開発したと発表した。機能を最小限に抑え、小ささにこだわった点が特徴。年内に販売される予定だ。
preminiは大きさが高さ90mm、幅39mm、厚さ19mmで、重さは69g以下。先日発売された小型の折りたたみ端末であるP252iよりも小さい。開発はソニー・エリクソンが担当した。
iモード対応端末としては世界最小となるpremini(左)。P252i(右)と比較しても小さい |
デザインやサイズを重視し、機能は最小限に抑えている。iモード対応でEメールやブラウジングは可能だが、デジタルカメラや赤外線、外部メモリなどは備えていない。「シンプル派が求める必須機能だけを備えた」(同社)
ドコモではターゲットを「自分流にこだわる人、必要最小限の機能を好み、先進的で大人の感性を持つ人、20代〜30代の男性」と設定している。現在の端末では満足できないユーザー向けの製品のようだ。
「preminiはあくまでもコンセプトにこだわった製品であり、数が売れるとは見ていない。コンセプトモデルを投入することで、マスを狙ったFOMAや50xシリーズなどでは取りこぼしていた層を拾える」(同社)
preminiの型番はSO213iとなる予定。21xシリーズはカメラを搭載しない廉価版の端末だ。販売時期の詳細は未定で、価格についても「FOMAよりは安い価格になる」(同社)と説明するにとどめている。連続待受時間は300時間以上、連続通話時間は100分以上。ディスプレイは1.3インチのTFT液晶で、端末の色は黒とシルバーの2色が用意される予定だ。
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