Googleは現在、1000人の「招待客」限定で無料電子メールサービスGmailの試験運用を行っているが、このアカウントがeBayのオークションにかけられている。Googleでオークションと縁があったのは、どうやらIPOだけではなかったようだ。
Gmailのベータテスターは、Googleから同サービスに招待された際、誰かもう1人別の人物に渡すための「招待状」も受け取った。この「招待状」をeBayでオークションにかける人が多く、これまでのところ61ドルもの値段がついている。
「Gmailはまだベータテストの最中なので、Googleは現在、同サービスを利用できるユーザーの数を厳しく制限している。これは、この興味深い新たな電子メールサービスの始まりに立ち会う、絶好の機会だ」と、ある売り手は記している。この人物がオークションに出品した「招待状」は、入札の締め切りまで5日残っており、すでに6人ものユーザーが手を挙げている。
現在、42名のベータテスターがeBayに「招待状」を出品しており、なかには、入札額が199ドルであれば、即決で追加の「招待状」を売り渡すという売り手もいる。
先月Googleは、Gmailのテスト運用を開始すると発表し、トライアル参加者として1000人を招待した。Gmailサービスでは、1Gバイトのストレージ容量や、ニュースアグリゲーションサービス、ニュースグループのインターフェースが提供され、ユーザーが自分のメッセージを検索することも可能になっている。同社が発表したIPO(株式公開)ほどではないものの、このサービスには大きな期待が集まっている。
しかし、Gmailは、一般に公開される前から、批判の的にもなっている。同サービスでは、電子メールのメッセージ内容に基づいて、関連性の高い広告をメッセージに挿入することになっており、この仕組みが非難を浴びている。この論争を受けて、カリフォルニア州のある議員は同サービスの禁止を求めている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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