Dellは米国時間の4月7日、海外市場の売上増により第1四半期の売上高が当初の予想を上回ると発表した。
同社の声明によると、第1四半期の売り上げは海外市場の成長もあって当初予想より2億ドル高い114億ドルになるという。2005年度第1四半期の利益を1株あたり28セントとする予想は変更していない。Dellの第1四半期は今月末に決算を迎える。
Dellの社長Kevin Rollinsは、声明のなかで「世界中の顧客が、パワフルで信頼性の高い技術を低価格で手に入れたいと望んでいる。中国や日本、フランスの市場に当てはまるほか、米国、英国、カナダでもそうだ。そして、これこそがDellが利益を急拡大させている要因だ」と述べている。
Dellによれば、新しい予想を達成すると、第1四半期の売上高は前年同期比20%増となり、1株あたり利益は2004年度の同期比で22%増になるという。
最新の決算情報は、米国時間7日の午後から8日の午前にわたって2日間開催されるアナリスト向け説明会で公表される。説明会では、最高経営責任者(CEO)のMichael Dellや最高財務責任者(CFO)のJim Schneider、そしてRollinsなどDellの経営幹部もプレゼンテーションを行う予定だ。
Rollinsは声明のなかで、どの製品やサービスも全体的に需要が伸びているとしている。最も急速な成長を見せているのはサーバ、ストレージシステム、プロフェッショナル・サービス、そしてプリンタだという。Dellは自社ブランドのプリンタを2003年3月に発売を開始した。以来、少なくとも200万台が出荷されたと経営幹部はいう。
声明によると、今期は自社株買い戻しの動きを拡大する予定で、当初6億ドルだった予算を11億ドルへと引き上げるという。このことは米国時間8日に正式に発表される。
Dellは2004年度の決算で、売上高410億ドルと純利益26億ドル(1株あたり1ドル1セント)を計上し、目標の年間売上高600億ドルの達成に一歩近づいている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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