前にも噂になったが、次世代Xboxにはハードディスクが付くかもしれない。
次期Xboxのストレージメディアについては、Microsoftが現行Xboxの後継モデルの詳細について堅く口を閉ざしているため、人々の憶測の的となっているが、Microsoftが今週ある特許を取得したことから、これに関して新たな展開が見られた。
Microsoftが6日(米国時間)取得した米国特許6,716,102には、進行中のゲームのデータを保存する方法が記載されている。
この特許には「アプリケーションや他のデータを保存するためのハードディスクドライブのあるゲームシステム」という具体的な記述がある。このことから、Microsoftが今まで考えられていたよりも真剣に、今後のXboxに内蔵型ストレージをつけようとしている可能性が示唆されている。
この件についてMicrosoft関係者にコメントを求めたが、すぐには応じられなかった。
Microsoftは、IBMやATI Technologies、Silicon Integrated Systemsなど主要サプライヤーと契約を交わしたことを認めた以外には、Xboxの後継モデルに関する計画を一切説明していない。
しかし同社の内情に詳しい人間の話では、赤字を垂れ流すXboxゲーム機の生産コスト削減策の1つとして、来年後半に発売の予定の次世代Xboxにはハードディスクを付けない可能性があると示唆していた。今年2月、フラッシュメモリ製品メーカーのM-Systemsが、将来のXboxで利用すると見られる大容量リムーバブルストレージ機器の製造契約を結んだと発表したことで、こうした見方がさらに強まっている。
しかし今回認められた特許には、他の競合するゲーム機に勝るXboxの主な特徴として、内蔵型ハードディスクストレージのことが述べられている。このハードディスクによって、大容量のストレージが利用でき、ハードウェアやシステムの設定などの情報および個々のゲームデータを分離するための領域も確保されるという。
「ハードディスクなどのデータストレージデバイスを内蔵するゲームシステムでは、データ管理システムを改善する必要がある」と特許には記されており、「さらに、ゲームシステムに保存されたデータの情報を表示するシステムを改善する必要もある」とも書かれている。
この特許では、ユーザーがゲームデータを発見・管理しやすくための、ファイル構造やファイル名のつけ方などの方法も詳しく述べられている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向け に編集したものです。
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