イスラエルのフラッシュメモリメーカー、M-Systemsは先日、次期Xboxに同社製品を供給する契約をMicrosoftと結んでいるが、そのM-Systemsのトップがこのほど、次期Xboxにはハードディスクが搭載されないことを正式に認めた。
M-SystemsのCEO(最高経営責任者)Dov Moranは、イスラエルのビジネス紙「Globes」とのインタビューの中で、「MicrosoftはXboxにハードディスクを搭載しないことにした。CDドライブだけが残されることになる」と語った。
これに関して、Microsoftの関係者はMoranのコメントを「憶測」だとしたが、それ以上のコメントは行っていない。
M-Systemsは先月末に、将来登場するXbox向けにフラッシュメモリをベースにしたストレージ機器を供給する契約をMicrosoftと結んだと発表。同社幹部はこの製品に関する詳細は明らかにできないとしているが、Moranのコメントは同社の供給する製品が現行マシンに搭載された8Gバイトのハードディスクに取って代わることになるとの推測を裏付けるものとなる。
MoranはGlobes紙に対して、「やがて、ユーザーが電子メールの保管や音楽のコピーに利用できるのは、我々が供給するストレージ製品だけになるだろう」と語っている。
Microsoftは、グラフィックチップメーカーのATI Technologiesや、メインプロセッサを製造するIBMなど、コンポーネントサプライヤー各社と新たな契約を結んだこと以外、次期Xboxの詳細を明かすことを一貫して拒否してきている。同社は来年後半の発売に向けて次期Xboxの準備を進めており、今月開催されるGame Developer's Conferenceでゲームメーカー各社に詳細を明らかにするものと見られている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向け に編集したものです。
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