Hewlett-Packard(HP)は5日(米国時間)、ストレージエリアネットワーク(SAN)向けの新しいFibre Channelハードディスクをはじめとする、数種類のストレージ製品を発表した。
250Gバイトの容量を持つこのドライブは、同社のStorageWorks Enterprise Virtual ArrayシリーズのSAN向けの製品として開発された。HPがFibre Attached Technology Adaptedと命名したこのドライブを使うことで、1つのストレージシステム内にある1Gバイト当たりの単価が安いドライブと高性能なドライブとの間で、データを分けておくことができる。これは、過去の電子メールのような参照用データと、金融取引の記録のような重要データとを区別する目的で考えられている。
HPはこのストレージ製品をハードディスクメーカーのSeagate Technologyと共同開発した。デュアルポートのFibre Channelインターフェースを搭載するこの製品は7月に発売予定だが、価格は公表されていない。
StorageWorksシリーズのその他の新製品としては、128個のポートを備えるSANディレクタースイッチや、Fibre Channel Internet ProtocolとiSCSIプロトコルの両方をサポートし、安価なEthernetネットワーク経由でSANを構築できるIP Storage Router 2122-2などが挙げられる。
SANは通常、ストレージシステムとサーバコンピュータをつなぐスイッチに接続された多くのディスクアレイを含んでいる。SANは高速システムとされ、また大量のデータを保存できるが、一方でコストが高くつく可能性もあり、結果的にファイルの共有がしづらくなっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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