FFC(森本直樹社長)は4月5日、Windowsのセキュリティ強化を実現するソフトウェア「InfoBarrier3」を4月12日から販売すると発表した。
現在、企業ユーザーでは、1台のPC端末で複数のブラウザを同時に起動して業務を行うケースが増加するのにともない、業務システムに応じたセキュリティポリシーの設定・維持へのニーズが高まりつつある。
「InfoBarrier3」は、こうした要求に対応するソフトで、Webブラウザのさまざまな機能をURL単位で制限でき、業務システムに応じたセキュリティ設定が可能になるため、プログラムレスで業務システムのセキュリティ強化を実現し、情報漏えいなどを防止する。
主な特徴としては、従来はブラウザに対して1種類しか設定できなかったロックを、複数のブラウザに対して別々に設定できるようになった。これによって、イントラ内では印刷操作を禁止し、イントラ外ではコピーペースト操作を禁止するといった、Webアプリケーションに応じた柔軟なロック設定を行うことができる。
また、ハードディスク、フロッピーディスク、CD-ROMなど接続されているドライブの種類を判断し、ロックを設定できるため、PCごとにハードウェア構成が異なるような環境でも、セキュリティレベルを一定に保つことが可能。
さらに、ユーザーが行ったウィンドウ操作や、禁止されたキー・マウスの操作ログをファイルに記録することで、不正操作を行っていないかを確認できるようにしたほか、定義ファイルの不正変更の検知を可能にすることで、ユーザーによるロック設定の変更や解除を未然に防ぎ、強固なセキュリティ維持を実現する。
価格は、「InfoBarrier3 Standard版」が1万290円(税込)、「同 Professional版」が2万790円(税込)、「同 Enterprise版」が29万4000円(税込)で、Standard版/Professional版についてはダウンロード販売も行う予定。年間5万本の販売を目指す。
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