大日本印刷(DNP、北島義俊社長)は、ウェブサイトと連動するデータベースシステムに対する各種性能テストから分析、評価、改善提案までを行う「DBパフォーマンス診断サービス」を4月1日に開始した。
新サービスは、今までシステム管理者の経験に基づき開発や改良が行われていたデータベースシステムに対して、同社が独自に開発した計測ツールを使い、的確な状況把握によるデータベース性能の多角的な分析を行うサービス。また、システムについて深い知識をもたない担当者でも理解できる、視覚的にわかりやすい報告書による現状診断や改善提案を行う。
これによって、利用者の増加によるサーバー負荷の増大や、データベースシステムによるサービスの品質低下や停止、サイトのリニューアルに合わせたサービス拡張時の過剰な設備投資による大幅なコスト増加などのリスクを、データベースシステムの稼働状況などを診断して解消することができる。
具体的には、
――の3段階のサービスを提供する。さらに、オプションとして、データベースシステムの記述言語であるSQL文の問題か所を抽出し、不適切な指示や処理を取り除くことで、レスポンスを大幅に改善するサービスを提供する。
データベース診断では、まずシステム管理部門へのヒアリング調査から診断プランを作成、次にプランに沿った分析・整理を行い、その結果を報告する。ヒアリング開始から結果報告までは約2週間−3週間。対象となるデータベース管理システムは、Oracle、Microsoft SQLServer、MySQL。対象OSは、Windows NT/2000 Server、UNIX(Solaris、Tru64)、Linux(RedHat、Miracle)。
価格は、データベースの現状が一目でわかる構成図を作成する「現状把握から課題抽出」までで80万円から。
今後は、対象となるデータベース管理システムやOSを拡充するとともに、商品情報や顧客情報などのデータベースシステムと連動したウェブサイトを構築・運用している事業者に対し、幅広く販促を行っていく。初年度1億円、06年に5億円の売り上げを見込んでいる。
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