ワシントン州レドモンド発--Microsoftは、ウェブログのニュースアグリゲーション・サービス開始や、ソーシャルネットワーキング製品の開発を計画している。同社幹部が米国時間26日に明らかにした。
MSNの情報/マーチャントサービス担当バイスプレジデント、Yusuf Medhiは、同社の開催したオンライン広告カンファレンスのなかで講演を行い、同社が検索分野で行った「多額の投資」について説明した。その成果として、同氏はMSNが先日リリースしたブラウザ用の検索ツールバーや、パーソナライゼーション機能を使って検索結果の関連性向上を目指すNews Searchという新サービスなどを採り上げた。
さらに同氏は、計画中のウェブログやソーシャルネットワーキング製品についても告知を行い、またMSNでは自然言語処理アルゴリズムの開発を計画していることも明らかにした。この技術により、ユーザーは単純にキーワードを使う代わりに、「世界で一番高い山は?」といった質問ができるようになるという。
Medhiは、今後登場する検索サービスについて詳細を述べることは控えた。だが、いくつかの分野では研究が進んでいると示唆。同氏は、現在検索リクエストの約半分は回答が見つからないが、この状況を改善する方法はたくさんあるとし、検索者についてもっとよく知ることもその1つだと述べた。
検索分野でMicrosoftと競合するGoogleでは、「Orkut」と呼ばれるソーシャルネットワーキングサービスの開発が進められており、同社ではこれを来年中に検索サービスへ統合する予定だ。
なお、この前日25日には、Microsoft CEO(最高経営責任者)のSteve Ballmerが、これまで同社が検索分野の研究開発に力を入れてこなかったことを悔やんでいると述べていた。だが、同社はすでにこの見落とし部分の問題解決に着手しており、12カ月以内には自社独自の検索製品を発表する計画であると同氏は説明した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向け に編集したものです。
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