お手本はBMW?--インテル、5月からチップのモデルナンバー制導入へ

John G. Spooner(CNET News.com)2004年03月18日 12時07分
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 Intelは今年、自社プロセッサの区別をつけやすくする新しい命名システムを導入するが、これまで広く使われていたギガヘルツ表示によるクロックスピード重視を止めるこの動きで、PCを購入する大勢の消費者に影響が出そうだ。

 Intelのこの計画に詳しい情報筋によると、同社は5月から、同一ファミリー内での各モデルの機能的位置づけを消費者に判りやすくするために、プロセッサの名前に数字を付加していくという。Intelは、BMWがセダンのモデルナンバーで採用しているのと似た、300番台、500番台、そして700番台の数字を使用することになる。

 既報の通り、新たに採用するモデルナンバー制によってチップのクロックスピード、キャッシュサイズ、バススピードといった主な特性を消費者が評価しやすくなる、というのがIntelの考えだ。

 Intelは、これまでCPUの処理性能に関する主要な判断材料として、クロックスピードを使ってきている。だが、モデルナンバー制が導入されると、クロックスピードはあまり重視されなくなることから、同社のマーケティングアプローチは劇的に変化することになる。この計画に詳しい複数の情報筋によると、新たな命名システムでは、たとえば同じ300シリーズのなかからチップを選ぶ場合に、「良い」「優れている」「最も優れている」という分類を参考にして選択する、というようなシナリオが考えられる。

 Intelでは、このモデルナンバー導入を5月10日の週に開始する予定だという。このタイミングは、発売が遅れていた同社最新のノートPC用Pentium Mチップ「Dothan」のリリースに合わせたもの。Dothanは、Pentium Mチップの高性能版で、90ナノメートル製造プロセスを利用してつくられている。

 Intelの計画では、新たに導入するモデルナンバーは、新しい90ナノメートルチップに与えられる可能性が高い。Pentium Mなどの既存のチップには、引き続きクロックスピードの数値だけを使用することになると、情報筋は説明している。

 この情報筋によると、Dothanチップは700シリーズに分類され、また500シリーズはデスクトップおよびモバイル用のPentium 4チップを、300シリーズはデスクトップおよびモバイル用のCeleronチップを、それぞれ指すことになるという。

 同社はおそらく、各チップにまずPentium Mなどのファミリー名を与え、続けて700などのプロセッサナンバーを付加し、さらにその後にクロックスピード、キャッシュ容量、バススピードなどといった性能に関係する特徴を表示するようになる。そして、たとえばバススピードの速度など、他のチップと比べて1カ所しか違いのない場合でも、各々のチップには別の数字が与えられることになりそうだと情報筋は語っている。

 

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向け に編集したものです。

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