ACCESS(荒川亨社長)とNTTコミュニケーションズ(NTT Com、鈴木正誠社長)は3月4日、デジタルテレビなどのデジタルAV機器を使って、誰でも簡単にホームページ閲覧や動画配信、ネットショッピングなどのインターネットサービスを利用できるシステムの開発を共同で進めていくと発表した。
すでにNTT Comは、新開発の端末認証方式を使って、デジタルテレビをネットに接続する際の複雑な初期設定やネットショッピングする際のID・パスワードの入力作業などを簡素化し、“誰でも・簡単に・安心して”デジタルAV機器でインターネットを利用できるようにするための基盤システム「IAMS(Information Appliance Management System:情報端末マネジメントシステム)」を開発している。
ACCESSでは、NTT Comと協力して、デジタルAV機器向けブラウザとして普及している「NetFrontブラウザ」にIAMS対応機能を組み込んでいく計画。「IAMS」と「NetFrontブラウザ」が連動することで、“誰でも・簡単・安心”なインターネットサービスを利用できるシステムを実現していく。
今後両社は、開発した技術を「デジタルAV機器を使ったネット利用普及のための汎用基盤」と位置付け、新たな市場の創造に向け、その普及促進を共同で進めていく方針。
各社の役割としては、NTT Comが家電メーカー各社に対し、IAMS対応デジタル家電の開発を積極的に働きかけていく一方で、ACCESSは、家電メーカー各社に対し、IAMS対応NetFrontの採用を積極的に働きかけていく。また、両社は、デジタルAV機器向けのコンテンツ開発およびコンテンツ開発環境の普及においても協力していく考え。
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