NTTコムウェアは3月4日、Linux上で動作するオープンソフトベースのロードバランサをVA Linux Systemsジャパン(VAリナックス)の協力を得て開発したと発表した。キャリアや企業を中心に導入を促進していく。
ロードバランサは、各サービス提供サーバの前に設置し、ユーザからの要求を一元的に管理、均等に振り分けることで、ユーザに対する応答速度を快適に保つ装置。
NTTコムウェアとVAリナックスでは、オープンソースの負荷分散ソフトをベースに、大規模システムに適用するために、高可用性を実現する「TCP Fail-Over」と、高拡張性を実現する「Active-Active」機能を実装した。TCP Fail-Overは、サービス提供サーバへのユーザの接続情報を運用系から待機系に引き継ぐ機能。一方、Active-Activeは、運用系と待機系に区別せず、両方のロードバランサを常時稼動させるものだ。
NTTコムウェアでは、「今回開発したロードバランサは、エンタープライズはもちろんキャリア向けといった、小規模システムから大規模システムまで柔軟に適用可能で、NTTコムウェアのオープンソース戦略の一翼を担うもの」とコメントしている。
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