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ZMP、人型ロボット「nuvo」を発表--年内に一般発売へ

永井美智子(CNET Japan編集部)2004年03月02日 18時55分
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 ヒューマノイド(人型二足歩行ロボット)の開発・販売を行うゼットエムピー(ZMP)は3月2日、新型二足歩行ロボット「nuvo(ぬーボー)」を発表した。同日より研究機関などに向けて受注を開始するほか、年内には一般向けの量産モデルを販売する(nuvoの動く様子についてはフォトレポートを参照)。

 nuvoは身長39cm、幅35.3cm、奥行12.2cm、体重2.5kgの小型ロボット。全身に14個のモーターがあり、歩行や起きあがり、お辞儀などの動作ができる。27万画素のCMOSカメラが顔部分についており、本体にはNTTドコモのFOMAのカード型端末を内蔵する。FOMAのテレビ電話機能を利用して動画を見ながらリアルタイムに遠隔操作することが可能。また、PCからもBluetoothを通じて操作できる。

新型二足歩行ロボット「nuvo(ぬーボー)」

 音声認識機能も備えており、音声指示によってnuvoをコントロールすることもできる。音声認識エンジンにはアドバンスト・メディアのAMI Voiceを搭載した。バッテリーにはリチウムイオン電池を採用し、30分〜40分の連続歩行が可能という。

 ZMPは北野共生システムプロジェクトが開発したヒューマノイド「PINO」の技術移転を受け、2001年1月に設立されたベンチャー企業。PINOの販売やレンタル事業、キャラクターライセンス事業を行っている。

 ゼットエムピー代表取締役社長の谷口恒氏は「今までのヒューマノイドは企業のPRや研究用にしか使われていなかった。しかしZMPではもっと身近な、買えるロボットを作っていく」と話す。家庭内で使っても人間がけがをしないように丸いデザインにしたほか、モータ数や機能を最小限にすることで低価格化を目指したとしている。

ゼットエムピー代表取締役社長の谷口恒氏

 同日発表されたモデルの販売価格は1体300万円で、大学や研究機関、公共施設などに販売していく。年末に販売される予定の量産モデルは1体50万円程度となる予定。研究機関向けモデルは、ソフトウェアの開発環境が付いたり、ハードウェアを改造したりするといった拡張性を備えている。ただし基本機能は同じとのことだ。

 nuvoの販売目標数は、研究機関向けモデルが初年度30台、量産モデルが3000台。同社のウェブサイトを通じて販売される。ZMPでは量産モデルの生産を外部委託する考えで、現在国内のメーカーと話し合いを進めている段階だとしている。会場では、スポーツ用品メーカーのミズノがnuvo向けのロボットシューズとプロテクターを開発することも発表された。

FOMAのテレビ電話機能を利用した全方位カメラも発売

 ZMPは同日、360度映し出せる全方位カメラ「nuvo_sensor(ぬーボーセンサー)」も発表した。これは本体に15個のカメラを備え、FOMAのテレビ電話機能を利用して室内の様子を監視できるもの。あらかじめ登録した電話番号からしか映像を見られないため、プライバシーの問題を解決している。

 nuvo_sensorの大きさは直径10cm、高さ6.5cmで、重さは0.5kg。11万画素のCMOSカメラを搭載する。また、LEDを15個搭載し、ミラーボールのようにライトアップすることも可能だ。今秋より店舗や学校、病院などに向けて発売する。価格は17万円。2005年春には一般ユーザー向けに10万円以下で販売する予定。販売目標数は業務用が初年度1000台、一般ユーザー用が1万台としている。

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