凸版印刷は、ショールームなどで利用可能なICタグによるパーソナルカタログ自動作成システムを開発した。同社が2月23日に明らかにしたもので、同日より販売する。同システムを使用すると、顧客が選んだ商品をすべて掲載するカタログを自動的に作成できる。住宅展示場や住宅部材/インテリアのショールームなどでの導入を想定している。
同システムでは、興味のある商品についてICタグ内蔵の商品カードを顧客に集めてもらう。そのカードを展示場からの退場時などに読み取り機の上に置くと、全商品を網羅した提案書を作成して顧客に渡すことができる。「展示場サイドは、データ入力の手間をかけず効率的に来場者の商品志向をマーケティングに生かせる」(同社)
システム一式には、提案書作成ソフトウェアのほかにICタグおよびICタグ読み取り機が含まれるので、容易に導入可能という。商品情報を参照するデータベースは、住宅設備業界の標準電子カタログであるMediaPressやMediaPress-Net、統合商品データベースシリーズGAMEDIOSに対応している。また、展示品以外の商品も提案に加えることもできる。
システムの価格は95万円から。パソコン本体やプリンタ、セットアップ/導入教育/保守費用が別途必要。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス