NTTデータ、丸紅、およびマルエツの3社は9月19日、食品流通分野における無線ICタグの活用に関する実証実験を、9月24日から開始すると発表した。実験に使われる無線ICタグは約5万枚。実験期間は11月23日まで。
実験が行なわれるのは、マルエツ潮見店。食品卸売り7社、食品メーカ17社が協力し、無線ICタグがついた生鮮食品や加工品、日配品など、90アイテムを販売する。無線ICタグは、生産者や食品メーカーから出荷される段階で付与され、物流ルートを経由し、店頭で消費者の手に渡るまでの間、作業の効率化や消費者の受容性などについて検証を行う。
無線ICタグには、個別のIDが付与されており、賞味期限日や出荷場所などの属性情報が、閉域網で接続された情報センターで管理される。また、商品が流通していく中で追加される情報も同センターに蓄積される予定だ。
実験は、100名の消費者モニターを募集。情報表示端末で、商品の安全性やこだわりの製法、調理方法やレシピなどを提供する。
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