大日本印刷とドコモ・システムズは11月18日、学校や学習塾に通学する子供の登下校情報を、ICタグを利用して保護者にメールで配信するサービス「KIDS SAFETY PASS」を、2004年3月から開始すると発表した。
KIDS SAFETY PASSは、子供にカードタイプやストラップ形状の非接触ICタグを配布し、子供が塾教室や学校の出入り口に設置したICタグ読み取りリーダーにICタグをかざすことで、あらかじめ登録してある保護者の携帯電話やパソコンのメールアドレスに登校時刻、下校時刻を送信するもの。登下校時刻情報のほかに、保護者への連絡事項なども配信することができる。サービスの利用金額は、初期費用3000円、月額費用300円を予定。サービスに参加する学校や塾が保護者から利用料金を徴収するモデルとなる。
現在、塾や習い事に通う子供の数は、全国の小中学校の37%にあたる約400万人と言われている。子供の中には有名塾に通うために交通機関を利用して遠距離通学をする者もおり、夜遅くまで授業を行う塾も多い。このような状況下で、子供の通塾・登下校に関するセキュリティサービスの需要が高まっている。
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