ヤマハは2月9日、2004年度第3四半期(2003年10月〜12月期)の決算を発表した。連結売上高は1490億円、営業利益187億円。また2004年度第1四半期から9カ月間(2003年4月〜12月)の業績を累計すると、連結売上高は4153億円、営業利益は451億円、経常利益は512億円、純利益は457億円となる。
同社によると、携帯電話機用の音源LSIを中心とする電子機器・金属事業が好調に推移した影響で、売上高および営業利益が伸びたという。同社は1株当たりの配当を5円増額して10円とし、年間配当を15円にする予定。
同社は今後の業績見通しについても明らかにした。それによると、2004年3月期(2003年4月〜2004年3月期)は、連結売上高5420億円(前年は5248億円)、営業利益455億円(同320億円)、経常利益510億円(同338億円)、純利益440億円(同179億円)と見込む。2003年11月の中間決算発表時の予想に対し楽器事業、AV・IT事業が減収するものの、電子機器・金属事業が増収増益となることから、全体を上方修正する。「2期連続の増収と同時に、利益はすべて連結決算開示以来の最高益となる」(同社)
また2004年3月期の単独業績については、売上高3440億円、営業利益275億円、経常利益285億円、純利益265億円で、前年に比べ増収増益とみる。
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