NTTドコモが8日に発表したiモード対応携帯電話機「ムーバ505i」シリーズに向け、サイバードやインデックス、バンダイネットワークスなど携帯コンテンツ各社が新サービスを同時に発表している。
今回発表された505iシリーズは、全機種でMacromedia Flashを搭載したのが特徴。これを受け、各社はFlash対応コンテンツを用意した。携帯コンテンツ大手のサイバードはFlash対応のゲームコンテンツ2種に加え、現在提供している待受け画面コンテンツ「着キャラ!」「Cool Screen」「待受つくろっ♪」の3サイトをFlash対応とした。「着キャラ!」では「アルプスの少女ハイジ」などの人気アニメキャラクターがFlashで再生される待受け画面が提供され、「待受つくろっ♪」では自分でFlash待受け画面を作成することが可能となる。また、インデックスの提供する「まちうけ屋さん」でも、Flashでストーリー性のあるアニメーションの待受け画面が入手可能で、ヤマハの提供する「ヤマハ★メロっちゃ!」ではFlashを利用したサウンドつきアニメーションコンテンツの閲覧およびダウンロードが可能だという。
メールコンテンツが充実
505iは従来のiアプリサービスを機能強化した「iアプリDX」に対応しており、携帯電話に登録したデータを利用したりメールと連動したサービスが可能となる。この機能を利用して、メール連動型のiアプリが各社より登場している。
ソニーコミュニケーションネットワーク(So-net)では、人気のポストペットを携帯電話に対応させ、iモードメールをペットが配達する「ケータイポストペット」を提供。これまでもゲームや待受け画面など、携帯用ポストペットコンテンツを提供してきたSo-netだが、これでポストペット本来の役目であるメールサービスにも対応することになる。
同じくメールコンテンツを提供するのはバンダイネットワークスだ。ポストペットに対抗して同社が提供するのは「キティ&サンリオメール」。サンリオで人気のハローキティやその他のキャラクターが携帯画面上で動きながらメールや電話の発着信を知らせたり、電話発信やメール発信情報を見てキャラクターが「最近彼に電話してないの?」といったコメントをしてくれるという。また、サイバードのコンテンツである「デジタル所さん」でも、iアプリDX対応コンテンツとしてメール配信キャラクターを登場させている。
新キャラクターの登場も
既存の人気キャラクターで新サービスを提供するコンテンツ企業各社が目立つ中、ウォルト・ディズニー・ジャパンでは、NTTドコモとのコラボレーションで日本発の新キャラクター、「Dimo(ディモ)」を誕生させた。ディズニーによるとDimoは、ミッキーマウスやくまのプーさんなどの既存ディズニーキャラクターとは別ブランドで、「携帯電話の世界に住んでいる個性豊かなキャラクター達」という位置づけなのだという。
Dimoは、505iシリーズすべてに内蔵iアプリ「i絵文字メール」として搭載されるほか、505iシリーズの販促活動にも活用される。また、PC用サイトやiモード課金コンテンツサイトも順次用意される予定だ。
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