日立、ウェブアプリ開発/実行プラットフォームの新版を発売

ニューズフロント2004年02月09日 15時17分

 日立製作所は2月9日、ウェブアプリケーション向け開発/実行環境を提供するコラボレイティブEビジネスプラットフォームCosminexus Version 6の販売を2月10日より行うと発表した。同社は、「ミッションクリティカルな業務アプリケーションの開発経験が少ないJavaプログラマも、信頼性の高いウェブシステムを容易に開発できる」としている。

 Cosminexusは、各種規制やビジネスモデルの変化に対応しつつ、より高い信頼性を備えるウェブアプリケーション用の開発/実行環境を提供するという。同製品に含まれるウェブアプリケーションサーバのCosminexus Application Server Version 6は、データ処理負荷分散やトランザクション流量制御、優先制御などの機能をJ2EE準拠の開発/実行基盤に適用した。そのため、大量のアクセス集中や予測を超えた急激なサーバ負荷の変動などにも対応でき、「信頼性の高いウェブアプリケーションの開発が可能になる」(同社)。

 開発者が部門の枠を越えてノウハウ共有や共同作業を進める手段として、Cosminexus Collaboration Suiteを提供する。ウェブ画面上に懸案の解決期限や進展状況を表示する機能や電子会議室機能などを通じて、円滑なコミュニケーションや素早い意思決定を支援する。

 また、SAP R/3とメインフレーム、データベースアプリケーションなどと連携できるCosminexus ERP Integrator、オープンソースJava開発環境Eclipseと連携可能なCosminexus Developer Version 6も用意している。

 各製品の価格と出荷時期は以下の通り。

  • Cosminexus Application Server Version 6:120万円から。4月28日
  • Cosminexus Collaboration Suite:258万円から。6月30日
  • Cosminexus ERP Integrator:450万円から。4月28日
  • Cosminexus Leap:100万円から。4月28日
  • Cosminexus Developer Version 6:15万円から4月28日
日立製作所のプレスリリース

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