日本BEAシステムズは8月20日、企業内情報のアクセスと統合に向けたソフトウェアの新版「LiquidData for WebLogic 8.1」を発表した。分散クエリーエンジンの性能を向上し、複雑に結合したトランザクション処理を可能にするとしている。推奨価格は1CPUあたり435万円から。
LiquidData for WebLogic 8.1は、XML技術を用いて単一の仮想的データベースを構築する。これにより、企業ポータルやウェブアプリケーションをはじめ、ERP/CRM/SCMなど各業務アプリケーションの情報にアクセスし、リアルタイムで共有することが可能となる。
同製品は、2003年7月に販売を開始した企業システム基盤構築製品「WebLogic Platform8.1J」に対応する。WebLogic Platform 8.1Jに含まれるJ2EEアプリケーション開発環境「BEA WebLogic Workshop 8.1J」を利用して、データのビューを再利用可能なソフトウェアコンポーネント「Javaコントロール」に変換できる。「開発者は、情報アクセスのプロセスを簡素化するとともに、開発プロジェクト全般で各種情報を再利用し、生産性を高めることができる」(同社)
LiquidData for WebLogic 8.1はUnixとWindows上で動作する。WebLogic Platform8.1Jのほか、ウェブアプリケーションサーバ「BEA WebLogic Server 8.1J」、ビジネスプロセス統合製品「BEA WebLogic Integration 8.1J」、企業ポータル構築製品「BEA WebLogic Portal 8.1J」のアドオン製品として提供する。
なお、同日より日本BEAシステムズのウェブサイトから無償評価版が入手可能。
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